出石民謡保存会 創立50周年事業
「十五夜お月さん」「しゃぼん玉」「赤い靴」など、日本を代表する童謡・民謡作家の『野口雨情』さんが、
出石のために残してくれた歌があります。
裸の大将こと山下清さんもそうであったように、
かつて芸術家は放浪の旅を続けながら全国各地に名作を残していました。
昭和11年、当時ヒットメーカーであった野口雨情が出石に訪れ、
出石の風土や歴史、名所であった鶴山やちりめん、出石焼やコウノトリに至るまで実に13節、
まるでその頃の出石の風景が目に浮かぶかのような、素晴らしい詩が誕生していたのです。
それが「出石小唄」です。
野口雨情プロフィール 明治15年5月29日生〜昭和20年1月27日没 茨城県に生まれ、64歳の生涯中、数多くの作品、 評論を残しており、北原白秋、西條八十とともに 童話界の三大詩人と謳われた。 雨情の作品は、独特の感性を持ち、 簡潔な言葉でありのままの純真、素朴な人情や 自然の姿を愛深く詩情豊かに歌い上げている。 |
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《 主な著名作品》 シャボン玉・黄金むし・十五夜お月さん・兎のダンス・あの町この町 船頭小唄・七つの子・赤い靴・青い目の人形・豊岡小唄など、 全国を放浪しつつ生涯をかけて2,000以上もの作品を生み出した。 |